中島&久保? 鍵を握る2シャドー、選手の言葉から探る前線の組み合わせと“融合度”

(左から)日本代表MF久保、MF中島【写真:浦正弘&Yukihito Taguchi】
(左から)日本代表MF久保、MF中島【写真:浦正弘&Yukihito Taguchi】

チリ戦は中島と久保が先発か 久保は国内合宿時に「やりやすい」とシャドーに言及

 森保一監督率いる日本代表は、現地時間17日にコパ・アメリカ(南米選手権)のグループリーグ初戦(エスタディオ・ド・モルンビー/現地20時・日本時間18日8時)でFIFAランキング16位のチリ代表と対戦する。3-4-2-1システムの採用が見込まれるなか、注目は前線の1トップ+2シャドーの組み合わせだろう。「10番」のMF中島翔哉(アル・ドゥハイル)を軸に、MF久保建英(FC東京→レアル・マドリード)、MF三好康児(横浜F・マリノス)らが揃うなか、選手たちの言葉から融合ぶりを探る。

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 森保監督がサンフレッチェ広島を指揮した際、3-4-2-1システムでJ1リーグを3回制覇。2012年、13年の2連覇時はCFにFW佐藤寿人、2シャドーはFW石原直樹とMF髙萩洋次郎、15年はCFの佐藤は変わらず、2シャドーはFWドウグラスとMF柴﨑晃誠という顔ぶれで猛威を振るった。特に、連動性が求められる同システムはシャドーの働きが鍵を握る。

 1トップが主戦場となるFW前田大然(松本山雅FC)は、久保や三好、FW安部裕葵(鹿島アントラーズ)、MF伊藤達哉(ハンブルガーSV)と個で仕掛けられる選手が多いシャドーとの連携にイメージを膨らませる。

「背後に抜け出せばスペースは空くので、そこを(シャドーの)2人が上手くプレーできると思います。(選手は)誰が出ても1人で仕掛けられるし、パスも出てくるので、どれだけ自分がゴール前で仕事ができるかが重要になってくる」

 先発起用も期待される久保は、試合前日の取材エリアで対応しなかったため、コパ・アメリカのメンバーとの手ごたえは残念ながら測りかねるが、キリンチャレンジカップでデビューする前の国内合宿でシャドーに入った際は、「2シャドーだと、1人でぐいぐいというよりは、どっちかと言うと近くに味方がいるので、連係とかが大事になってくるというのは想像していて……。みんなシャドーにいる選手は非常にボールタッチだったりとか、判断がすぐに変えられる選手なのでやりやすいと思った」と語っている。実際、エルサルバドル戦(2-0)では、試合終了間際に中島とFW大迫勇也(ブレーメン)と絶妙な連携を見せて可能性も示した。

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