大型補強のレアル、ポグバとの“早期契約”を目指す 円滑交渉には移籍金183億が必要か
ジダン監督にとっての「ナンバーワンのターゲット」とスペイン紙指摘
レアル・マドリードの補強攻勢が止まらない。ワールドクラスではベルギー代表MFエデン・アザールにセルビア代表FWルカ・ヨビッチ、将来的な有望株では日本代表MF久保建英。その“真打ち”とも言えるのがフランス代表MFポール・ポグバ(マンチェスター・ユナイテッド)だが、スペイン紙「マルカ」によるとクラブ側は7月1日までの早期契約を目指しているのだという。
2018-19シーズン途中から再就任したジネディーヌ・ジダン監督にとって「ナンバーワンのターゲット」ともされているポグバ。指揮官が念頭に置いている素早い攻撃を実現するための欠かせないパーツとして捉えており、獲得に向けての報道が日々刻々となされている。
そのなかで同紙はシーズンインの時期に注目。「シーズン前にユナイテッドに戻らないようにするためには、マドリードは早急に行動に移す必要性がある。7月1日にプレシーズンのトレーニングが始まり、1週間後の8日には(プレシーズンマッチを戦うために)カナダへ渡航する」と記し、ジダン監督にとってチーム融合のためにはこの1週間も無駄にできないと見ているようだ。
「ジダンは2019-20シーズンの開幕前に結束を強めることを求めている。だからこそ自らのチームで臨む選手たちをすべて確定させた状況でプレシーズンを始めたいと考えている。そして7月に北米で過ごす下準備が不可欠だと考えていて、そこには時間、そして鍛錬が必要とされる戦術的な変化が起こるからだ」
ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(ユベントス)らを放出した昨季の不振ぶりを受けて、チーム構築に時間をかけて行うことをジダン監督が希望するのは当然だろう。ただ、交渉を迅速に進めるためには、1億5000万ユーロ(約183億円)以上の移籍金をユナイテッドに払う必要があることを同紙は指摘している。金銭面に糸目をつけずにポグバというラストピースを獲得できるのか――。第2次ジダン体制の本格的な逆襲は、この2週間がカギになるのかもしれない。
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(FOOTBALL ZONE編集部)