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タックル成功率100パーセント! ドルトムント香川が示すインサイドハーフとしての進化
攻撃面での貢献もデータで明らかに
後半10分、シャルケの右サイドバックを務めるジュニオール・カイサラが中央にドリブルで切れ込んでくるところを、シュメルツァーと連動しながらストップ。7分後にはカイサラからのパスを受けたレオン・ゴレツカの縦への突破を、今度はバイグルと挟むようにして食い止めた。
さらにチームが2失点目を喫し、相手が圧力をより強めてきた同34分には、タッチライン際でボールを持つゴレツカに、再びバイグルと連携してタックルを仕掛け、アディショナルタイムには左サイドの高い位置でヘンリク・ムヒタリアンが失ったボールを素早く回収している。
試合後に「クラブにとっても負けられない試合だった」と香川は語っていたが、その言葉をまさに体現するような球際の気迫を見せていた。
もちろん、攻撃面での貢献も高かった。ドリブルなど攻撃時のチャレンジ数11回はチーム2位の数字で、成功数7回は断トツでトップ。相手のプレッシャーが強く、スペースの限られる敵陣でのチャレンジが多くなる攻撃陣にとって、成功数だけでなく、63.6パーセントという成功率の優秀さも、[DATA-2]を見ればわかるだろう。
[DATA-2]敵陣での攻撃時のチャレンジが求められるFW、MFのみを集計。香川の勝利数の多さが際立っている