「知らないチームは困る」 A代表デビューを狙う前田大然、攻撃以外の“韋駄天”活用法
自慢のスピードはスペースを突くためだけでなく、プレッシングでも活用したいと意欲
森保一監督率いる日本代表は、現地時間17日にコパ・アメリカのグループステージ初戦(エスタディオ・ド・モルンビー/現地20時・日本時間18日8時)でFIFAランキング16位のチリ代表と対戦する。大会2連覇中の王者は、バルセロナでプレーするMFアルトゥーロ・ビダルを攻守の要とし、鋭いボール奪取から速攻に持ち込むのが十八番とするが、A代表初選出のFW前田大然(松本山雅FC)は、「知らないチームは本当に困ると思う」とファーストディフェンダーとしての役割に自信を覗かせた。
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代表チームに選手の拘束権がない今回、森保監督は東京五輪世代を18人選出するフレッシュな陣容を組んだ。直前のキリンチャレンジカップからの継続招集、かつA代表の主力はMF柴崎岳(ヘタフェ)、MF中島翔哉(アル・ドゥハイル)、DF冨安健洋(シント=トロイデン)のみに限られる。そのなかで、初招集の前田にとってコパ・アメリカはA代表デビューを懸けた大舞台だ。
3-4-2-1システムが採用されるとなれば、前田は1トップが濃厚。自慢の韋駄天で、チリの“弱点”を突くイメージもできているという。
「相手は結構ガツガツ来る。背後にスペースがあると思うので、そこを突いていきたい。背後に抜け出せばスペースが空いて、そこを(シャドーの)2人が上手くプレーできると思います。誰が出ても1人で仕掛けられるし、パスも出てくるので、どれだけ自分がゴール前で仕事ができるかが重要になってくる」
一方で、前線からのプレッシングでも“足”は生きると前田は意欲を見せる。
「そこ(プレッシング)に関しては、このチームで一番できると自負しているので、そこでチームを助けられることも重要。猛スピードでプレッシャーをかけられたら、(僕を)知らないチームは本当に困ると思います。そこはチャンスになるので狙っていきたい」
難敵チリの脳裏に、その韋駄天と「Daizen Maeda」の名を刻むことができるだろうか。