日本代表、コパ初戦チリ戦「予想布陣」 久保はスタメン起用か、前線の組み合わせに注目
注目はシャドーの組み合わせ A代表デビューしたばかりの18歳MF久保か、三好か
2ボランチは、6月シリーズでキャプテンマークを巻いた柴崎は不動。ポイントはその“相棒”だが、合宿初日に別メニュー調整だったMF渡辺皓太(東京ヴェルディ)、縦パスを武器とするMF松本泰志(サンフレッチェ広島)よりも、東京五輪世代の主力でフィジカルを含めた守備力と展開力を兼備するMF中山雄太(PECズヴォレ)が濃厚か。
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左ウイングバックはDF杉岡大暉(湘南ベルマーレ)が有力で、右ウイングバックは絶え間なく上下動ができ、クロスの質も高いDF岩田智輝(大分トリニータ)が先発か。DF原輝綺(サガン鳥栖)は、東京五輪世代の代表チームでは3バックの一角での起用が多く、適性は岩田の方が上だろう。
最も注目されるのがシャドーだ。順当に考えれば、「10番」を背負う中島が攻撃の軸なのは間違いない。ポイントはもう一つの席で、A代表デビューを飾ったばかりの久保を先発に抜擢する可能性は十分あるだろう。東京五輪世代の「10番」で、久保と同じレフティーのMF三好康児(横浜F・マリノス)もタイプは似ており、個で打開できる力も有しているだけに、森保監督は最後まで頭を悩ませるかもしれない。
1トップは、ゲームプランによって大きく左右される。押し込まれるなか、カウンターからワンチャンスを生かすには、圧倒的なスピードを誇るFW前田大然(松本山雅FC)が適任だろう。しかし、序盤はベテランFW岡崎がかき回し、チリに疲労の色が見えてきた段階で、前田を切り札的に投入するのも効果が期待できる。どちらがスタメン出場しても不思議ではない。
MFアルトゥーロ・ビダル(バルセロナ)、FWアレクシス・サンチェス(マンチェスター・ユナイテッド)などを擁する王者チリの牙城を崩すことができるだろうか。