MF中山雄太が日本代表デビューへ 中田浩二や今野泰幸から受け継ぐ「万能型の系譜」

「完全アウェー」のコパ・アメリカで苦戦覚悟も…「チャレンジする立場」を強調
中盤のボランチを主戦場に、最終ラインのセンターバックやサイドバック、さらには3バックの一角にも対応するなど、幅広いポジションでプレー可能なユーティリティー性は現在の日本代表で群を抜く。17日のコパ・アメリカ(南米選手権)グループリーグ初戦のチリ戦でA代表デビューが注目されるのが、22歳のMF中山雄太(PECズヴォレ)だ。
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柏レイソル下部組織出身の中山は、2013年に16歳ながらトップチームに2種登録されると、2015年にトップチームへ正式に昇格。プロ2年目の2016年から主力に定着して26試合(2得点)に出場すると、2017年は30試合(1得点)とフル稼働し、Jリーグのベストヤングプレーヤー賞も受賞した。
2019年1月からオランダ1部PECズヴォレに完全移籍し、シーズン途中加入ながらリーグ戦4試合に出場。短期間ながらも海外リーグを経験した中山は逞しさを増しており、コパ・アメリカ(南米選手権)に向けて「過去にないぐらい完全アウェー」と苦戦を覚悟しながらも、「自分たちのプレーをしっかり出せる準備をしたい」と気を引き締める。
チリ代表の中盤にはバルセロナで活躍するMFアルトゥーロ・ビダルらタレントが揃うが、「個人の戦いはそれほど意識しすぎてはいけない」と口にする中山。「ビッグクラブでやっている選手に対して、チャレンジする立場なのでしっかり行きたい」と意気込んだ。