「強烈な選手がいる」 前田大然がビダルとの対決心待ち「できたらユニフォームを…」

日本代表FW前田大然(左)、チリ代表MFビダル(右)【写真:Football ZONE web & Getty Images】
日本代表FW前田大然(左)、チリ代表MFビダル(右)【写真:Football ZONE web & Getty Images】

「試合に出ないと話にならない」「出たら何かしてやろうという気持ち」と意気込む

 森保一監督率いる日本代表は、現地時間17日にコパ・アメリカ(南米選手権)のグループリーグ初戦でFIFAランキング16位のチリ代表と対戦する。大会2連覇中の難敵には、MFアルトゥーロ・ビダル(バルセロナ)とFWアレクシス・サンチェス(マンチェスター・ユナイテッド)という攻守の絶対軸が君臨。厳しい戦いは必至だが、タイムアップ後の一幕も注目の一つになるかもしれない。

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 森保ジャパンは13日に現地でトレーニングを開始し、その後2日連続で冒頭15分のみの公開。15日の非公開部分では、「ゲーム主体」(前田大然/松本山雅FC)のメニューで戦術や連携の確認が行われたようだ。

 グループリーグ初戦のチリ戦が近づくなか、15日の練習後に対戦相手のイメージを問われた前田は、「ビダルという強烈な選手がいるので、できたらユニフォームを交換しようかな」と報道陣の笑いを誘った。無論、ゲームに関しても「試合に出ないと話にならない」とポジションを勝ち獲る姿勢を示したうえで、「出たら何かしてやろうという気持ちですね」と持ち前のスピードで結果を残すことを誓っている。

 一方のMF三好康児(横浜F・マリノス)は、この日最初に取材対応していた前田がビダルとユニフォーム交換したいと言っていたと話を振られると、「特に考えてないですね。まずは戦うことに集中したい」と戦闘モード。「終わった時にそういうことは考えられれば」と冷静に切り返した。

 チリメディアの報道では、ビダルがレアル・マドリードへの移籍が決まったMF久保建英を認知し、対策を練っているとされている。試合終了の時点でピッチに立っていれば、18歳のレフティーもチリのダイナモがユニフォームを交換する候補になるかもしれない。今年5月のバルセロナ対ヘタフェ戦で直接対戦し、同じ中盤の選手であるMF柴崎岳の存在も把握している可能性は高いだろう。

 南米の強豪相手に勝利を目指す真剣勝負が前提のうえで、ビダルのユニフォームの行方もタイムアップ後の一つの楽しみになるかもしれない。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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