久保建英、レアル移籍の背景に“敏腕スカウト”あり 「ベルナベウに迎え入れるように説得」
強化部スカウトであるフニ・カラファット氏の存在をスペイン紙が指摘
FC東京からレアル・マドリードへの加入が決まった日本代表MF久保建英。かつてバルセロナの下部組織に所属したという経緯もあり、現地スペインのメディアも多く取り扱っているが、今回のレアル移籍の背景には、キーマンとして“敏腕スカウト”の存在があったとスペイン紙「マルカ」が報じている。
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今回の移籍で大きな役割を果たしたのは、フニ・カラファット氏という強化部スカウトの存在だ。レアルと久保が18歳にして5年契約を結んだわけだが、近年のレアルは同スカウトらの存在によって続々と有望株が加入していることについて、こう触れている。
「マルコ・アセンシオ、マルティン・エデゴー、ヴィニシウス・ジュニオール、ロドリゴ、そして今まさにタケフサ・クボが加入したというのは、ロス・ブランコス(レアルの愛称)が世界で最も輝いている若き才能を手にしているという証拠だ」
レアルと言えばベルギー代表MFエデン・アザールの加入に代表されるようにワールドクラスのビッグネーム獲得が“得意技”だが、それと並行してスペイン代表で主力となったマルコ・アセンシオを筆頭に10代から20代前半のスター候補を数多く集めている。その1人に名を連ねたのが久保だったというわけだ。
「今回の移籍については何カ月もの間、同スカウトとのミーティングの後、レアル・マドリードはついにバルセロナが予約していた選手を手にすることができた。カタルーニャのクラブと決別するという彼の決断は、カラファット氏とクラブが(本拠地の)サンチャゴ・ベルナベウに迎え入れるように説得したからだ」
トップチームはジネディーヌ・ジダン監督体制、そしてBチームに当たるカスティージャはラウール・ゴンザレス監督体制とかつての“銀河系軍団”のレジェンドたちがチームを束ねるなど、強化を進めている。その象徴の1人に久保もなれるのか――。当分は注目を集めることになりそうだ。