3バック採用と“森保流”の日本代表強化策 今後のメンバー選考における見どころは?

森保監督の頭の中にはさらなるオプションも?

 もっと具体的に想像すると、4バックにおいても3バックにおいても中島がいる左サイドを基点として崩していくことになりそうだ。そうなると、左SBないしはWBには1対1における突破力のある選手が欲しくなる。必然的に左からのクロスが多くなるので、右のシャドーを担える選手には競り合いに勝てる選手を求めたい。

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 今回のシリーズで森保監督は言及していないが、3バックシステムのさらなるオプションとしてボランチを1人にして2トップにするシステムも考えていると思われる。それを試合中に可変することになると、ボランチにはセンターバック(CB)やSB、シャドーといった複数のポジションができるポリバレントな選手が好ましい。CBも同様で、SBやボランチができる特徴があったほうが良いだろう。

 カタールを目指す戦いが始まるまで、あと3カ月。それまでにはU-22世代を中心としたコパ・アメリカがある。そしてJリーグも開催されている。ポイントを踏まえて、9月からの日本代表に必要な人材を探しながら見てみるのも、きっと面白い。6月の国内2連戦は、そうした楽しみを我々に与えてくれる試合となった。

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