日本代表MF伊藤達哉、体験済のビダル“奪取力”を警戒 「スライディングの深さが…」

日本代表MF伊藤、チリ代表MFビダル【写真:Football ZONE web &  Getty Images】
日本代表MF伊藤、チリ代表MFビダル【写真:Football ZONE web & Getty Images】

バイエルン時代のビダルとの対戦で実感 「次のイメージを持っていないと足ごといかれる」

 森保ジャパン2度目の招集となったMF伊藤達哉(ハンブルガーSV)は、コパ・アメリカ(南米選手権)に出場する日本代表メンバーのなかでチリ代表MFアルトゥーロ・ビダル(バルセロナ)と対戦経験がある数少ない選手だ。現地時間17日に行われるグループリーグ初戦で激突する難敵の中盤のダイナモに対し、「スライディングの深さが他の選手と違う」と警戒した。

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 日本が17日のグループリーグ初戦で対戦するチリは、最新のFIFAランキングで16位につけ、2015年、2016年のコパ・アメリカを2連覇している強豪だ。U-22日本代表の一員として出場していたトゥーロン国際大会から合流した伊藤は、チリの印象を「チームとしてしっかり統率されているイメージ」と語る。

「(チリは)身長がみんな低いイメージがあって、それでもやっぱりフィジカルが強いし、ハードワークする。前回のコパをテレビで観ていたけど、アルゼンチンとかブラジルに比べたらスター選手は少ないけど、チームとしてハードワークできるのがチリの強み。それがハマったら、やりづらい相手だと思います」

 チリの中盤には、“潰し屋”として知られるビダルが君臨する。バルセロナでプレーするダイナモの牙城を崩さなければ、攻撃のチャンスを作るのは難しいが、バイエルン時代のビダルと2017年10月に対戦している伊藤も相手の高いボール奪取力を警戒する。

「例えば、ファーストタッチする時には次のイメージを持っていないと、もう足ごといかれる相手になってくる。ブンデスでバイエルンとやった時にビダルがいたんですけど、スライディングの深さが他の選手と違った。常に神経を研ぎ澄ましておかないといけない。ボールを持った瞬間にガツンと行かれてカウンターを食らうのが一番嫌なので、ビダルとかが走って、それをこっちが全部(パスを)回していなせるなら、それが理想的だと思います」

 待望のA代表デビューを懸けて、伊藤がコパ・アメリカの大舞台に挑む。

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(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)



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