A代表デビューを狙うMF伊藤達哉、“兄貴分”の同僚DF酒井高徳にかけられた言葉とは?
元日本代表DF酒井から「お前の見せられるものを見せてこい」とエールを受けて闘志
森保一監督率いる日本代表は現地時間17日、コパ・アメリカ(南米選手権)のグループリーグ初戦でFIFAランキング16位のチリ代表と対戦する。新体制初陣の2018年9月以来2度目のA代表招集となったMF伊藤達哉(ハンブルガーSV)は、チーム合流直前まで参戦していたトゥーロン国際大会とコパ・アメリカに臨むにあたり、同僚で“兄貴分”の元日本代表DF酒井高徳から「お前の見せられるものを見せてこい」とアドバイスを受けたという。
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森保ジャパンは13日に現地でのトレーニングを開始し、14日、15日と冒頭15分のみの公開で戦術確認など実施。FW前田大然(松本山雅FC)によれば、合宿3日目はゲーム形式中心のメニューを消化したという。
17日に対戦するチリは、大会連覇中の“ディフェンディング・チャンピオン”。MFアルトゥーロ・ビダル(バルセロナ)やFWアレクシス・サンチェス(マンチェスター・ユナイテッド)ら世界的なビッグクラブでプレーする実力者を擁する。
トゥーロン国際大会で準優勝したU-22日本代表を途中離脱し、コパ・アメリカのA代表に合流した伊藤。所属するドイツ2部ハンブルガーでは、今年3月16日のリーグ第26節ダルムシュタット戦(2-3)での途中出場を最後に出場機会がなく、苦しい形でシーズンを終えたが、代表活動に向かうにあたって“兄貴分”の酒井高徳からアドバイスを受けたという。
「とても尊敬している先輩だし、質問をしたらなんでも答えてくれる。僕がチーム(ハンブルガー)で最後、やりたいようにやれていない、サッカーが楽しめていないのがたぶん高徳くんには分かっていたと思います。だから、『楽しんでこい』『お前の見せられるものを見せてこい』と言われました」
A代表に初招集された2018年9月のシリーズでは、コスタリカ戦(3-0)でピッチに立てず、デビューはお預けに終わった。それだけに、再び与えられたコパ・アメリカのチャンスで、21歳のアタッカーは尊敬する先輩の言葉を胸に、活躍を誓う。