レアル移籍の舞台裏 揺るがぬ“久保のこだわり”をFC東京社長が告白「約束事でした」
18歳の誕生日までの契約であったことを打ち明けた大金社長 移籍金は「発生していません」
FC東京は15日、J1リーグ第15節でヴィッセル神戸と対戦し、0-1で敗れた。試合後、FC東京の社長を務める大金直樹氏が取材に応じ、日本代表MF久保建英のレアル・マドリード移籍の舞台裏について言及。契約前から久保が一貫していた“こだわり”について明かした。
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ここまで14試合を消化し、10勝3分1敗で首位を快走していたFC東京だったが、14日に久保のレアル移籍が正式決定し、前節の大分トリニータ戦(3-1)を最後に、クラブを退団することになった。今季13試合出場で4ゴールを記録し、チーム屈指のチャンスメーカーとして不可欠な存在となっていただけに、クラブにとってシーズン半ばでの放出は大きな痛手となった。
試合は序盤からFC東京が果敢な攻め込みを見せるも、アタッキングサードでのアイデアが乏しく、スコアを動かすことができない。すると、0-0で迎えた後半4分、左サイドのペナルティーエリア手前でボールを受けた元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタに鮮烈ミドル弾を叩き込まれ、失点してしまう。その後も試合の主導権を握るものの、肝心のゴールが遠く、無失点に終わり、久保の不在を痛感させる結果となった。
試合後、久保の退団に関して、大金社長が取材に対応。「彼が中学2年生で来たときから、18歳の誕生日までというのが約束事でした。当時はアマチュアでしたが、プロ契約を結んでも、そこ(誕生日)までというのが、彼のこだわりでした」と、契約が18歳の誕生日を迎える6月4日までであった舞台裏を明かした。