「勝とうという気持ちは見せられた」 U-22日本代表DF大南、ブラジルとの死闘を振り返る

今大会の全試合に出場したDF大南拓磨【写真:Getty Images】
今大会の全試合に出場したDF大南拓磨【写真:Getty Images】

トゥーロン国際決勝でブラジルと対戦 PK戦の末に初優勝を逃す

 来年の東京五輪に向けて強化を進めるU-22日本代表は現地時間15日、トゥーロン国際大会の決勝ブラジル戦に臨み、1-1のまま90分が終了。PK戦4-5で敗れて準優勝となり、初優勝を逃した。今大会の全試合に出場したDF大南拓磨(ジュビロ磐田)は「悔しい思いを忘れずに、次のステップに向けて頑張りたい」と前を向いた。

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 初の決勝に臨んだ日本はブラジルと対戦。前半19分に先制点を奪われたなか、同39分にFW小川航基(磐田)が豪快な左足ボレーで同点弾を奪取した。その後は一進一退の攻防となり、1-1のまま90分が終了。PK戦の末に4-5で敗れ、準優勝となった。

 決勝でもフル出場した大南は、ブラジルのアタッカー陣に粘り強く対応。前半はチームとしての守備が後手に回る時間帯も見られたが、後半は前向きの守備を見せて互角に近い内容を展開した。試合後のフラッシュインタビューで「負けたことは悔しいです」と率直な思いを吐露しつつ、次のように手応えも口にしている。

「(ブラジルは)個人能力が高くて、剥がされるシーンが多くて、劣勢の時間が多かった。うまくいかなくても『ポジティブになろう』という声掛けができていた。後半を無失点にできたことはよかったと思います」

 今大会で試合を重ねるごとに成長を続け、ブラジルとPK戦までもつれ込む死闘を繰り広げた。躍進を遂げたチームの一員として「このメンバーで決勝まで来て、負けてしまったんですけど、みんなで勝ち進もうという気持ちは見せることができた」と清々しさも漂わせた。

 来年には東京五輪が控えるなか、同世代にはA代表としてコパ・アメリカに参戦している選手もいる。「悔しい思いを忘れずに、次のステップに向けて頑張りたい」と語った大南を始め、今大会のメンバーが得た収穫は決して小さくないはずだ。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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