「日本人が再び一流の振る舞い」 女子W杯での“美マナー”に海外絶賛「驚くほど無私無欲」
スコットランド戦後に日本人サポーターが見せたゴミ拾いに称賛
なでしこジャパン(日本女子代表)は現地時間14日、フランス女子ワールドカップ(W杯)グループリーグ第2戦でスコットランドと対戦し、2-1で今大会初勝利を収めた。勝利が絶対という重圧のなかで勝ち点3の獲得に成功した一方、試合後に日本人サポーターが観客席でゴミ拾いを行なっていたことに海外メディアが脚光を当て、「日本人が再び一流の振る舞い」「驚くほど無私無欲なジェスチャー」と称賛の言葉を送っている。
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開幕戦のアルゼンチン戦で決定力不足を露呈し、スコアレスドローに終わっていた。スコットランド戦では勝利がノルマとなるプレッシャーを抱えるなか、前半23分にはFW岩渕真奈が強烈なミドル弾を突き刺すと、同37分に得たPKをFW菅澤優衣香が決める。後半43分に痛恨のパスミスから失点を喫し、1点差に詰め寄られるも、2-1で試合を終えた。
勝ち点「4」に積み上げ、決勝トーナメント進出に向け前進した一方、海外メディアは試合後に日本人サポーターが見せた観客席のゴミ拾いに注目を寄せている。米放送局「FOX5」は公式ツイッターで「女子ワールドカップ(W杯)の試合後、日本人ファンが再び丁寧なゴミ拾いを見せた」と文章を添え、ロシアW杯での日本男子代表のベルギー戦(2-3)後に観客席でゴミ拾いするサポーターの写真と並べ、同一人物とみられるサポーターがスコットランド戦の試合後のゴミ拾いを行う写真を公開していた。
英メディア「スポーツ・バイブル」も「日本人が再び一流の振る舞いを示した」と取り上げ、「驚くほど無私無欲なジェスチャー」と惜しみない賛辞を送っていた。日本人サポーターはロシアW杯など、主要大会でゴミ拾いを行っており、世界から称賛の的となっていた。現在、女子W杯が開催されているフランスでも、早速“美マナー”が絶賛されているようだ。