クロップ監督、リバプール就任初黒星 終了待たず離席するファンの姿に「孤独を感じた」

本拠地でクリスタル・パレスに1-2で敗戦

 リバプールのユルゲン・クロップ監督は8日、本拠地クリスタル・パレス戦で新監督就任後、公式戦7試合目にして初黒星を喫した。試合に1-2で敗れ、公式戦連勝は「3」でストップ。名将は「孤独を感じた」と悲しみの胸中を明かしたと、英「BBC」が報じている。

 後半37分、相手DFスコット・ダンにヘディングで勝ち越しゴールを決められた瞬間、本拠地アンフィールドの一部サポーターは試合終了を待たずにぞろぞろと席を立った。

「82分で試合は終わった。私はスタンドを振り返った瞬間、とても孤独を感じた。いつ試合が終わるのか、我々が決めなければいけない。私は落胆していない。ファンが離席するには理由がある。だが、我々には最後のホイッスルが鳴るまで、スタジアムから誰も立ち去らないようにする責任がある」

 ドルトムントでは8万人を超える大観衆のジグナル・イドゥナ・パルクで情熱をたぎらせながら指揮を執ってきた名将にとっては、それがあまりに寂しい光景だったのだろう。だが、責任は期待感を示すことができなかったチームにあると認めている。

「82分と94分の間に、もしも望むなら、8点決める事が可能だ。だが、そのためには努力をしなければいけない。それが我々が示すべきことで、示せなかったことだ」

 指揮官はこの名言とともに初黒星の苦々しさをグッと飲み込んだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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