日本代表MF久保建英、自立誓う18歳の覚悟 「自分が足を引っ張るわけにはいかない」
「正直、引っ張っていく立場ではない」と断言も…「自立していければ」
日本代表MF久保建英(FC東京→レアル・マドリード)が9日の国際親善試合エルサルバドル戦(2-0)で歴代2番目の若さとなる18歳5日でA代表デビューを飾り、世間の耳目を集めた。コパ・アメリカ(南米選手権)にも継続招集されているなか、「自分が足を引っ張るわけにはいかない」と覚悟を口にしている。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
5日のトリニダード・トバゴ戦(0-0)はスタンドからの観戦となった久保だが、続くエルサルバドル戦では後半22分から途中出場。逸材の代表デビューに観客は沸き立ち、直後には2人抜きドリブルから強烈な一撃をお見舞いするなど才能の片鱗を見せつけた。
コパ・アメリカの日本代表は13人が初招集で、代表出場歴ゼロが16人と経験の浅い若手主体の構成となり、代表デビューを飾った久保のさらなる活躍にも期待が懸かる。同世代の選手たちより一足早くA代表での第一歩を刻んだ久保だが、「正直、引っ張っていく立場ではない」と断言した。
「他に自分より経験が2倍も3倍もある選手もいると思う。自分は全くそういう意識はない」
そう言い切った久保だが、その一方で甘えを排除し、18歳とは思えない自覚を覗かせる。「かといって、自分が足を引っ張るわけにはいかないので、そこはしっかり自立していければいいかなと思います」と口にした。
コパ・アメリカのグループリーグでチリ(17日)、ウルグアイ(20日)、エクアドル(24日)と対戦する。「初戦を戦ってみないと雰囲気も感じられない」という久保は、「まずは初戦が終わってみてどうなっているかは非常に自分も気になりますし、まずは初戦を戦ってみてそこからまた考えたい」と、前回王者のチリ戦にまずは照準を合わせている。
14日にレアル・マドリード移籍が決まった久保への警戒は強まりそうな気配だが、チリ戦でどのようなプレーを見せてくれるのだろうか。