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【W杯詳細分析・フランス-ドイツ】フランスの「一体感」を打ち破ったドイツの「コレクティブ」なサッカー
一方、フランス代表はワールドカップ第1回大会から出場している欧州では珍しいチームだ。ドイツのワールドカップでの初対決は1958年のスウェーデン大会で当時の西ドイツ代表を6-3で破って3位に入っている。
今大会においてドイツは優勝候補の一角と目されていたが、フランスはエースリベリの負傷欠場もあり、それほど下馬評は高くなかった。しかし、フランスはグループリーグの3試合を2勝1分け勝ち点7(得点8失点2)という成績で1位突破し、ベスト8をかけたナイジェリアとの試合も試合終了間際に2点を奪って準決勝に進んだ。
(写真:赤木真二)
フランスのここまでの強さはリベリの欠場の結果生まれたチームの一体感にあるように“見えた”。優れた個の存在は時に過度の依存を生み、個の出来次第という結果につながることもある。