A代表初選出のFW前田、南米相手に“全力疾走”宣言 「スピードでどんどん仕掛けたい」
南米の「スピードで抜けたと思ったら、後ろから足が出てくるイメージ」を警戒
ブラジルで開催されるコパ・アメリカ(南米選手権)に出場する森保ジャパンは、東京五輪世代が18人というフレッシュな陣容で南米の強豪国に挑む。A代表初選出となったFW前田大然(松本山雅FC)は、南米特有の身体能力や駆け引きを警戒しつつ、「スピードでどんどん仕掛けていきたい」と“全力疾走”を宣言した。
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前田は2018年、森保一監督がA代表とともに兼任するU-21日本代表に選出。以降、東京五輪出場を目指すチームに、50メートル5秒7を誇る自慢のスピードでスパイスを加えてきた。
今回、晴れてA代表初選出で臨む国際大会は、チリ(FIFAランキング16位)、ウルグアイ(同8位)など難敵揃いの南米勢が相手だ。それでも、前田の中では、U-21日本代表に初参加した2018年3月のパラグアイ遠征で、U-21チリ代表、U-21ベネズエラ代表、U-21パラグアイ代表と対戦した経験が少なからず心にゆとりを生んでいるようだ。
「初めて代表に呼ばれたのがパラグアイ(遠征)だった。そこで初めて南米のチームとやったので、少し分かった状態で今回やれるのでプラスかなと。南米はもうどこからでも足が出てくる。スピードで抜けたと思ったら、後ろから足が出てくるイメージですね」
もっとも、前田も自分の特長であるスピードで勝負するスタイルを崩すつもりはない。同じポジションのFW岡崎慎司(レスター)やFW上田綺世(法政大)ともタイプが異なるだけに、森保ジャパンにとってもその韋駄天は大きな切り札になるだろう。
「スピードでやれればいいと思うので、スピードでどんどん仕掛けていきたい」
「Daizen Maeda」の名前をブラジルの地に轟かせるべく、21歳の俊足アタッカーは虎視眈々と牙を研いでいる。
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(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)