なでしこFW岩渕、「全員の気持ちが乗って」無回転ミドル炸裂! 勝利には「ほっとした」
岩渕のミドルシュートで先制 W杯第2戦はスコットランドに2-1で勝利
なでしこジャパン(日本女子代表)のFW岩渕真奈は、現地時間14日の女子ワールドカップ(W杯)フランス大会の第2戦スコットランド戦で先制ゴール。2-1の勝利に貢献すると、「全員の気持ちが乗って良いシュートが飛んでいった」とゴールを喜んだ。
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岩渕は日本が初優勝した2011年ドイツ大会、前回の15年カナダ大会に続く3大会連続出場だが、意外にも女子W杯の試合でスタメン出場するのはこの試合が初めてだった。初戦アルゼンチン戦に途中出場したものの0-0の引き分けに終わった試合後に「勝ち切らないといけない試合。情けない」と悔しさをあらわにしたストライカーは、前半23分にスコアを動かした。
左サイドでボールを持ったMF遠藤純からのパスをゴール正面で受けた岩渕は、目の前に立つ相手DFも構わずに右足を強振。無回転で飛んでいったミドルは相手GKの頭上を破り、ゴールに突き刺さった。日本の今大会初ゴールをもたらした岩渕は「とにかく勝つことに集中していたのでほっとしています。全員の気持ちが乗って良いシュートが飛んでいって良かった。今日はチームのためにと思ってやっていて、物足りない部分もたくさんあるけど、勝てて良かった」と安堵の表情だった。
FIFAランキングでは最下位のアルゼンチンに引き分けでスタートしたことは、一気に周囲からも不安の声が挙がった。それでも岩渕は「初戦の引き分け、なかなかうまくいかずに厳しかったが、自分たちに新たな力をくれた。もう一度締めることができた」と、そこからチームが立て直しに成功したことを前向きに捉えた。
日本の第3戦は強豪イングランドとの対戦。過去2大会でも対戦経験のある岩渕は「1位か2位かで大きく違うので、イングランドを倒して上に進みたい」と、決勝トーナメントでの組み合わせへの影響まで見据えた。U-17女子W杯で鮮烈なデビューを飾って世界にアピールしてから10年以上が経つが、26歳とキャリアのピークにある岩渕には、日本が2大会ぶりの優勝を目指すうえでエースとしてのゴール量産に大きく期待が掛かる。
(FOOTBALL ZONE編集部)