復権のインテル長友にイタリアメディア絶賛 「危険なエンジン」「デュエルに勝利した」

辛辣な地元メディアも合格点の評価

「長友、6.5点。ブルーノ・ペレスは簡単な相手ではなかったが、彼はこのマッチアップした相手とのデュエルに勝利した。このブラジル人は試合で目立つことなく、この日本人からチャンスを作り出すことはできなかった」

 突破力が武器のペレスに対し、強い意志の力と積極性を見せたことが評価を受けた。そして、日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督もコメントで多用する、個人的な決闘を意味する“デュエル”という言葉を用いてマッチアップに勝利した長友を称えた。

 両サイトとも、チームの最高採点はスロベニア代表GKサミル・ハンダノビッチにつけられた。決定的なピンチを2度救い、試合前の時点でホームゲーム6戦無敗だったトリノに対して、無失点で終えたことが高く評価された。

 このトリノ戦が今季3度目のスタメン出場となった長友だが、ここにきて好プレーを続けている。シーズン開始前には放出要員とされ、開幕後もベンチ暮らしが続いていた「背番号55」だが、このゲームでは後半22分にFWマウロ・イカルディが交代で退いた時点からキャプテンマークも巻いた。インテルのチーム内での地位を向上させつつある。ロベルト・マンチーニ監督からの信頼も再び獲得した日本のダイナモは今、上昇気流に乗っている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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