「スーパーマンに変身し、空を飛んだ」 ファン・ペルシーの“象徴的ヘディング弾”に再脚光
昨季限りで現役引退したファン・ペルシー、W杯で決めた圧巻のダイビングヘッド
元オランダ代表FWロビン・ファン・ペルシーは昨季限りで現役引退を決断し、18年間のキャリアに終止符を打った。一方、英メディア「GIVE ME SPORT」は、ちょうど5年前となる2014年6月13日にファン・ペルシーがブラジル・ワールドカップ(W杯)開幕戦でスペインを相手に決めたロケットヘディング弾に再脚光を当てている。
現役時代はプレミアリーグで2年連続の得点王に輝くなど、華々しいキャリアを歩んだファン・ペルシーだが、代表でもその存在感は突出したものだった。2014年に開催されたブラジルW杯では主将としてチームをけん引し、出場6試合で4ゴールと、3位入賞の原動力となった。
また、現地時間13日に投稿された記事では「2014年の同日、ファン・ペルシーの象徴的なフライングヘッドを決めた」と見出しを打ち、同大会の開幕戦となったスペイン戦で決めた同点弾に再脚光を当てている。0-1のビハインドで迎えた前半41分、ハーフウェーライン付近の左サイドから山なりのアーリークロスが放り込まれた場面で、裏に抜け出したファン・ペルシーがやや離れた距離からダイビングヘッドを敢行。ループ気味となったシュートはゴール右に吸い込まれた。
この度肝を抜く一撃に対し「スーパーマンに変身し、空を飛んだ。そして、1-1の同点弾となる完璧な打点のヘディング弾を押し込んだ」と称賛。オランダはこの同点弾を皮切りに怒涛のゴールラッシュを見せ、スペインを相手に5-1の大逆転劇を演じることになった。これまで数多くのスーパーゴールを決めてきたファン・ペルシーだが、チームを救ったダイビングヘッドがキャリア最高のゴールの1つであることは間違いないだろう。
page1 page2