「世紀の誤審」の浦和戦、湘南DFの“魂の決勝弾”がJ1月間ベストゴール認定「ド迫力」

湘南DF山根視来【写真:Getty Images】
湘南DF山根視来【写真:Getty Images】

12節浦和戦、湘南MF杉岡のゴールがネットを揺らすも…ノーゴール判定で一時中断

「世紀の大誤審」という声が上がるなど大混乱を生んだ一戦でスーパーゴールが生まれた。Jリーグは13日、5月度ベストゴール賞を発表。J1からは誤審に揺れながらも勝利を呼び込んだ湘南ベルマーレDF山根視来の劇的決勝ゴールが選出された。

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 5月17日のJ1第12節浦和レッズ対湘南の一戦で歴史に残る誤審が起きた。浦和が2点リードした前半31分、湘南のMF杉岡大暉のシュートが右ゴールポストを叩いて左サイドネットに吸い込まれた。浦和のGK西川周作はゴールに入ったボールを前方に投げ、味方のキックオフを促すような仕草を見せた直後、山本雄大主審はゴールを認めずにプレー続行を指示。浦和がそのままカウンター攻撃を仕掛ける場面が生まれたのだ。

 明らかにネットを揺らした一撃に湘南側が猛抗議。一時試合が中断して会場も物々しい空気に包まれたが、結局ノーゴール判定で再開された。そして後半から出場のMF菊地俊介が2ゴールを決めて2-2に追いつくと、終盤にドラマが待っていた。

 後半アディショナルタイム4分、湘南がカウンターを発動。先発した湘南DF山根が敵陣中央でパスを受けるとそのまま持ち上がり、エリア内でシュート。相手に当たったシュートはGK西川の頭上を越えてネットを揺らす。これが決勝弾となり、湘南が劇的な形で3-2と逆転勝利を収めた。

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