U-22日本代表、トゥーロン国際で初の決勝進出! 相馬&小川が殊勲弾、PK戦でメキシコ破る
二度のリードを許す展開も後半44分に小川が執念の同点弾 PK戦を5-4で制す
来年の東京五輪に向けて強化を進めるU-22日本代表は現地時間12日、トゥーロン国際大会の準決勝U-22メキシコ代表戦に臨み、後半に2点を取り合い2-2で両者譲らず。勝負はPK戦に委ねられ、日本が5-4で勝利。大会史上初の決勝進出を果たした。準決勝のもう1試合、ブラジルとアイルランドの勝者と15日に顔を合わせることになった。
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日本はグループAの第1戦でU-20イングランド代表に2-1と白星スタートを飾ると、第2戦ではU-22チリ代表に6-1と大勝。第3戦ではU-19ポルトガル代表に0-1と敗れたが、2勝1敗で得失点差で1位となり準決勝に駒を進めた。
グループCを2勝1分の2位で突破したメキシコとの一戦は、両者とも手堅い試合運びを見せる。グループリーグ3試合を無失点で乗り切ったメキシコの守備は堅く、前半は決定機を作れないまま終えた。
後半に入り攻勢に出たい日本だったが、立ち上がりの5分に痛恨の失点を喫してしまう。右サイドからのシンプルなクロスに対し、メキシコFWヘスス・ゴディネスにニアサイドで先に入られヘディングシュートを叩き込まれてしまう。
1点を追う展開となった日本は、後半10分にMF神谷優太(愛媛FC)に代えてFW小川航基(ジュビロ磐田)を投入。徐々に両サイドから攻め込むシーンが増えていく。同25分にはDF椎橋慧也(ベガルタ仙台)に代わってDF田中駿汰(大阪体育大)が入ると、その2分後だった。MF田中碧(川崎フロンターレ)が放った強烈なミドルシュートはクロスバーを直撃。そのこぼれ球に走り込んだMF相馬勇紀(名古屋グランパス)が右足を振り抜くと、抑えのきいた一撃がゴールに吸い込まれた。
その後、両者が決勝点を狙いに攻め合う展開となり、同41分にはメキシコに再びシンプルなクロスから、ニアサイドでFWエドゥアルド・アギーレにヘディングで合わせられ1-2。だが諦めない日本は3分後、カウンターから小川が抜け出し、冷静に決めきり再び同点に追いついた。
大会規定により延長戦は行われず、決着がPK戦に委ねられるなか、日本は5-4で勝利。大会史上初めての決勝進出を勝ち取った。
(FOOTBALL ZONE編集部)