ミランFW陣の序列で本田を上回った20歳の大器 「僕は監督にすべてを委ねている」
負傷明けのニアングが左ウイングで先発
ACミランのU-21フランス代表FWエムベイェ・ニアングが、7日の本拠地アタランタ戦で右足甲骨折から復帰し、今季初先発を果たした。日本代表FW本田圭佑とのポジション争いを制し、左ウイングで鋭い突破を見せて存在感を放った新鋭は、シニシャ・ミハイロビッチ監督に対する全幅の信頼感を明らかにしている。地元テレビ局「スカイ・イタリア」で語った。
「ミランにはシニシャ・ミハイロビッチのような監督が必要なんだ。僕は監督と最高の信頼関係を築いている。彼は僕にハードワークを求める。会った初日からそうだ。いろいろな形で僕をサポートしてくれる」
大器と期待されてきたニアングは、鬼軍曹と呼ばれるミハイロビッチ監督との師弟関係を強調した。期待のアタッカーは昨季ミランで出場機会を手にすることができずに、1月にジェノアへ期限付き移籍を果たした。そこで14試合5得点と結果を出し、チームに戻ってきた。
今季開幕前のバイエルン・ミュンヘンとの親善試合で右足第五中足骨を骨折。2週間前に練習に完全合流し、この日はイタリア代表MFジャコモ・ボナベントゥーラの出場停止で空いた左ウイングで、ぶっつけ本番の先発を果たした。当初イタリアの地元メディアは本田の先発出場を予想していたが、ポジション争いを制した。サプライズでの出番ながら、センターフォワードのバッカとの連携や、強烈なミドルシュートで存在感を放った。
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