驚異の神童ムバッペ、20歳でプロ通算100ゴール! 技あり“チップキック弾”で大台到達
EURO予選のアンドラ戦、俊足を飛ばして余裕の先制ゴール
パリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペは、2018-19シーズンのリーグ・アン得点王に輝くなど、決定力が向上して真のワールドクラスへと成長している。そして現地時間11日に行われた欧州選手権(EURO)予選アンドラ戦では先制ゴールをゲット。スペイン紙「マルカ」によると、このゴールが20歳にしてのプロ通算100ゴール目になったのだという。
今季限りでのアトレチコ・マドリード退団が決まっているFWアントワーヌ・グリーズマン、レアル・マドリードへの移籍が噂されているMFポール・ポグバ(マンチェスター・ユナイテッド)らとともに先発出場を飾ったムバッペ。アンドラ戦ではキックオフ11分後に、早速その能力の高さを発揮する。
グリーズマンからのスルーパスをペナルティーエリア前右で受け取ったムバッペは、トレードマークの俊足をかっ飛ばしてマーカーを楽々と置き去りに。飛び出してきた相手GKの動きも余裕をもって見極めると、右足でチップショット。緩やかな軌道を描いたシュートはゴール右隅へと収まり、フランスに先制ゴールをもたらした。
このゴールで勢いに乗ったフランスは、その後も順調にゴールを積み重ねて、4-0の大勝を飾った。世界王者らしい貫禄を見せつける90分間となったが、ムバッペにとっては1つの節目となった。17歳にしてプロ初ゴールを記録した神童は、モナコで27ゴール、PSGで60ゴール、そしてフランス代表で13ゴールと計100ゴールを達成したのだ。
昨年6月のロシア・ワールドカップ(W杯)では、アルゼンチン戦などで見せた驚愕のスピードによって、ムバッペはスターダムの階段を駆け上がっている。20歳にしての大台到達となったが、規格外の神童にとっては一瞬で過ぎ去る通過点のようなものなのかもしれない。