苦戦のモイーズ ソシエダファンからの厳しい言葉にも「何も心配していない」

平均勝率42.08%の指揮官 ソシエダでは最低の勝率28.57%

 デイビッド・モイーズ監督が窮地に立たされている。エバートンや、マンチェスター・ユナイテッドを指揮し、現在はスペインのレアル・ソシエダを率いている。そのソシエダは6日の試合で昇格組ラス・パルマスに0-2と完敗。これで勝ち点9のまま、降格圏内の18位ラス・パルマスと同勝ち点で、最下位レバンテともわずかに2差となった。昨季途中就任でチームを残留へと導いたが、2年目の今季は黒星が大きく先行し、解任間近ではともうわさされている。

 英国営放送「BBC」では、モイーズ監督のこれまでのキャリアにおける戦績を紹介している。過去に英プレストン・ノース・エンドをはじめ、エバートン、マンUの監督を歴任してきた。だが、データを見ると42試合を指揮したソシエダでの勝率はキャリア最低の28.57%。多くの批判を浴びたマンU時代が最高の52.94%(51試合)。プレストンが48.29%(234試合)、エバートンが42.11%(513試合)となった。試合数の違いから単純な比較はできないが、キャリアトータルで見ても42.08%という勝率を残していることを考えれば、モイーズ監督が初挑戦のスペインで大きな苦戦を強いられていることは数字が物語っている。

 昇格組ラス・パルマスに零封負けを喫した試合後、スペインのソーシャルメディア上ではモイーズが一つのトレンドとなり、ファンからは「モイーズ、辞任」、「モイーズは今出て行け」といったコメントであふれていたという。

 

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