アシストにも強豪打破にも満足せず マインツ武藤に目覚めたストライカーとしての自我

ヴォルフスブルク戦にフル出場 2−0勝利に貢献

 マインツの日本代表FWの武藤嘉紀は7日のヴォルフスブルク戦で1アシストの活躍で2−0勝利に貢献した。ハットトリックの大暴れした前節アウクスブルク戦に続く2戦連続ゴールはならなかった武藤は最近の好調ぶりにも「もっともっとゴールが取れるように」と貪欲発言。今季転身したストライカーとしての自覚を示している。ブンデスリーガ公式サイトが伝えている。

 武藤はこの試合もFWユヌス・マリと2トップを組んで先発出場を果たした。昨季2位で好タレントが揃うヴォルフスブルクは序盤からボールを保持し、ポゼッションで優位に立つ。一方のマインツが守備からのカウンターを狙っていく構図となる。前半13分に試合が動いた。ヴォルフスブルクMFユリアン・ドラクスラーがマインツDFゴンサロ・ハラへの危険なプレーで一発退場となり数的優位となった。武藤自身も数的有利に立ったことが、勝利の大きな要因として振り返る。

「(勝利の要因は)まずは数的優位に立てたこと。それとホームでたくさんのファン・サポーターの方の後押しがすごくて力になりました」

 マインツでは昨季まで2年間、日本代表で共にプレーするFW岡崎慎司がプレー。2季連続二桁得点を挙げるなどエースに君臨し、英レスター・シティに移籍した。その後を継ぐ形で FC東京から加入した武藤は1年目からすでに6得点を決めており、チームに順応。アウクスブルク戦でハットトリックを決めるなどドイツでも注目を集めている。そして本人もストライカーとしての自覚が芽生えてきているようだ。

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