ミラン本田の更なる窮地 指揮官は低調のチームに激怒もサプライズ先発の20歳ウインガーに賛辞
本田が先発予想された左ウイングを奪った故障明けFWニアングに賛辞「強い意志があった」
一方で、この日が復帰戦となりスタメン出場から本田との交代までプレーしたニアングには、一定の評価を与えている。
「強い意志があったし、いいゲームをした。長くプレーをしていなければ、簡単ではないのは当然だ。我々にとって重要な選手なのは間違いない」
ミハイロビッチ監督は、この日の勝ち点1を最低限の結果と捉えつつ、ニアングの復帰を好材料と考えているようだ。前線の選手たちの中で序列が下がっていってしまっている本田は来年1月の移籍市場での移籍を直訴したとも報じられている。アドリアーノ・ガリアーニ CEOが火消しコメントを出したが、指揮官は慰留しない方針を明確にしている。出場機会を手にするには忍耐と必死の努力しかないと持論を説いた指揮官の構想下で、背番号10はアタッカー枠で故障明けの20歳にも抜かれた模様だ。次節に迎えるユベントスとのビッグマッチまでに、渦中の本田は指揮官の信頼を取り戻すことはできるだろうか。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images