ミラン本田の更なる窮地 指揮官は低調のチームに激怒もサプライズ先発の20歳ウインガーに賛辞

 

低調なスコアレスドローで指揮官退席処分

 日本代表FW本田圭佑所属のACミランは7日のリーグ第12節の本拠地アタランタ戦でスコアレスドローに終わった。シニシャ・ミハイロビッチ監督はチーム全体の低調なパフォーマンスに激怒し、退席処分となった。その一方で、日本代表FW本田圭佑とのポジション争いを制して先発出場を果たした右足甲骨折から復帰したU−21フランス代表FWエムベイェ・ニアングについては「強い意志があった」と高く評価していた。衛星放送局「スカイ・イタリア」のインタビューに応じたもの。

 鬼軍曹の異名を取る指揮官は後半終了間際に怒りを爆発させた。ベンチ脇に置いてあった給水用のボトルを蹴りとばすと、この行為が、レフェリーへの抗議と判断されて退席処分を受けた。指揮官は自身の行為を謝罪している。

「ボトルを蹴り飛ばした行為は間違いだった。だが、あれは私の選手に対しての怒りを表現したものだったんだ。決してレフェリーに対するものではない」

 3連勝で迎えたが、アタランタ相手にゲームを支配できず、後半15分過ぎからは立て続けに決定機を作られる展開だった。16歳の新鋭GKジャンルイジ・ドンナルンマがファインセーブを連発したことで無失点で乗り切ったが、負けてもおかしくないゲーム展開で、指揮官は選手たちへのいら立ちを募らせていたという。

「いつもうまくいくとは限らないものだ。今夜の我々は、先週のローマにいた我々(3-1勝利のラツィオ戦)ではなかった。言い訳にはならないが、今日はボナベントゥーラ、ベルトラッチ、アレックスを欠いていた。代わりに入った選手はよくやってくれたが、ポーリ、メクセス、ニアングはしばらく90分間のプレーをしていない選手たちだった。勝つことはできなかったが、負けなかったことは重要だ。1ポイントを満足とは言えないが、リーグ戦は長いんだ」

 

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