乾貴士を彷彿…守備センスも一流! 18歳MF久保建英が代表デビュー戦で見せた“凄さ”
エルサルバドル戦で代表デビュー、2人抜きからシュート直後に光った守備の意識
森保一監督率いる日本代表は9日の国際親善試合エルサルバドル戦で2-0と勝利した。注目のMF久保建英(FC東京)は後半22分から途中出場し、歴代2位の若さとなる18歳5日でA代表デビューを飾ったなか、相手2人抜きのドリブルなど攻撃性能の高さを示した。その一方で、際立ったのがチームを助ける“守備センス”だ。かつてDF長友佑都(ガラタサライ)が絶賛したMF乾貴士(アラベス)を彷彿とさせた。
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エルサルバドル戦で1トップに入ったFW永井謙佑(FC東京)の2ゴールで日本がリード。そして後半22分、MF南野拓実(ザルツブルク)に代わってピッチに送り出されたのが久保だ。後半28分には相手2人をかわして強烈なシュートを放つなど、アディショナルタイムも含めて26分間のデビュー戦で特大のインパクトを残した。
かつてバルセロナの下部組織に在籍した久保の攻撃性能は、現在J1リーグで首位を走るFC東京の前線をけん引している事実からも分かる。その一方、エルサルバドル戦で垣間見せたのが抜群の守備センスだ。
後半25分、相手が最終ラインでボールを回すなか、MF堂安律(フローニンゲン)と大迫が前線からチェイシング。久保はその状況をすぐさま察知し、迷うことなくアンカーのコースを消してチーム戦術を遂行した。
また守備の意識が光ったのが前述のシュート後だった。華麗な突破からシュートを放ち、相手GKにはじかれた直後、ゴール前に上がっていたMF中島翔哉(アル・ドゥハイル)のスペースがぽっかりと空いていた。シュートを放った直後の久保は悔しがるでもなく、すぐさまチェイシング。相手のサイドに追い込み、サポートに入った大迫と挟み撃ちを狙い、カウンターの芽を摘んだ。