ジダンは「優雅さを失っていない」 選手顔負けの3連続フェイント&ループ弾が反響拡大
練習で対峙したGKに巧みなボールコントロールで尻餅をつかせ、最後は頭上を抜く
レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督が、練習で見せた華麗なテクニックの反響が拡大中だ。圧巻のフェイントからのループシュートを決めた一連のプレーに対し、カルチョの国イタリアでも「優雅さを失っていない」と報じられている。
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「監督がチームでベストな時」
スペイン紙「AS」は現地時間9日、公式ツイッターはこう綴って1本の動画を投稿した。映像では、白シャツに黒い短パン姿の男性が右サイドからのクロスに反応。シュートフェイントで左に切り返してGKをかわすと、左足でシュートに行くと見せかけて右足にボールを持ち換え、最後は右足でボールをふわっと浮き上がらせるループシュートで、GKをあざ笑うかのようにゴールネットを揺らした。
選手顔負けの動きを見せた人物こそジダン監督だ。練習の一幕ながら、彼がテクニックでGKを翻弄するたびに、周囲からは「オォーー」と歓声が上がった。
今季レアルの指揮官に再就任したジダン監督は、現役時代にユベントスやレアルなど名門クラブでプレー。ボールを足裏で引きながら、素早く反転して相手を抜き去る“マルセイユ・ルーレット”を筆頭に、卓越したテクニックで対峙したマーカーたちを手玉に取った。
イタリアの移籍情報サイト「ジャンルカディマルツィオ・コム」も、「ジダンがトレーニングで目まいがするようなゴール」と見出しを打ってフォーカス。すでに2006年の現役引退から13年が経過するなか、“衰え知らず”のテクニックを称賛している。
「フェイント、ドリブル…そのインスピレーション、知性、彼はジネディーヌ・ジダンだ。ユベントス、レアル・マドリード、ボルドー、フランス代表は長年、彼のプレー恩恵を受けてきた。ジズーは現役を退いてもその優雅さとゴール感覚を失っていない。彼のクオリティーは、レアルの多くの選手たちのそれを超えている」
記事では、タレント揃いのレアルの現役選手たちに“勝るとも劣らない”と評している。ジダン監督から刺激を受けた選手たちの来季の巻き返しに期待だ。