アルゼンチン、“3度目の正直”での歴史的勝ち点に海外注目 「日本相手にアップセット」

アルゼンチンは日本の猛攻をしのぎ、得点を許さなかった【写真:AP】
アルゼンチンは日本の猛攻をしのぎ、得点を許さなかった【写真:AP】

過去2大会は6戦全敗だったなか、なでしこジャパンの猛攻をしのいで勝ち点1を獲得

 なでしこジャパン(日本女子代表)は現地時間10日、フランス女子ワールドカップ(W杯)のグループリーグ初戦でアルゼンチン相手に0-0で引き分けた。日本は試合を支配しながら無念のドロー発進となったなか、対するアルゼンチンは3回目の出場で初の勝ち点を獲得。海外メディアは「日本相手にアップセット」を報じている。

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 日本は序盤からボールを握り、ポゼッション61%とゲームを支配。しかし、ブロックを作って構えるアルゼンチンを攻略できず、前半は0-0で折り返した。

 後半5分、FW横山久美が約30メートルの位置から意表を突いたミドルを放つと、相手GKが弾いたボールに菅澤優衣香が詰めた。しかし、角度のないところからになった菅澤のシュートは枠を外れて先制点とはならなかった。さらに後半11分には攻撃参加したDF清水梨紗からのマイナスのボールへ、ニアに杉田が走り込んでスルー。その背後からMF長谷川唯がシュートを放ったが、これも枠外に飛んだ。

 高倉麻子監督は横山に代えて3大会連続出場となるFW岩渕真奈、後半29分にはMF中島依美に代えて19歳のFW遠藤純、同アディショナルタイムにはFW宝田沙織をピッチに送り込んだが、最後までゴールを割れず、スコアレスドローに終わった。

 一方、FIFAランキング37位のアルゼンチンは過去2大会で6戦全敗だったなか、同7位の日本相手に初の勝ち点1を獲得。衛星放送「FOXスポーツ」のチャンネル「FOXサッカー」公式ツイッターは「アルゼンチンにとって歴史。アルビセレステス(アルゼンチン代表の愛称)は日本相手にアップセットでW杯史上初のポイントを獲得」と速報した。

 米衛星放送「TNTスポーツ」も、「アルゼンチンの貴重な引き分け。ライバルは簡単ではなかった。相手は2011年に優勝、15年に準優勝しているだったのだから」と伝えている。

 日本の選手がフラッシュインタビューに応じる傍ら、アルゼンチンの選手の歓声が聞こえてくる様子からも、アルゼンチンの喜びようは窺える。日本としては、14日のスコットランド戦、19日のイングランド戦で結果を手にしたいところだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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