死闘制したU-20韓国、“別格”のエースを母国激賞 「ワンマンショー」「司令官の役割」

キック精度の高さを称賛 「終始、正確なキックでパスを供給していた」

 韓国のサッカー専門誌「Best Eleven」も「イ・ガンインのワンマンショー、セネガルを“料理”した」と見出しを打ち、「イ・ガンインはチームの攻撃を指揮する司令官の役割を完全に消化した。また、どのような状況でも自分の前にボールがあれば、これをチャンスにつなげるキックのスペシャリストでもあった。FK、CKはもちろん、終始、正確なキックでパスを供給していた」と伝えている。

 36年ぶりのベスト4入りに沸く韓国だが、12日に行われる準決勝の相手はエクアドル。大会前の親善試合で対戦しているが、その時はイ・ガンインがゴールを決めて1-0で勝利した。韓国史上初の決勝進出とイ・ガンインの活躍を、韓国中が見守っている。

(金 明昱 / Myung-wook Kim)



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金 明昱

1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。

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