日本代表の新オプション!? 2発の俊足FW永井謙佑にチームメート衝撃「やっぱり速い」
エルサルバドル戦で2ゴールの永井、スピードを駆使した一撃に冨安も驚き
森保一監督率いる日本代表は9日の国際親善試合エルサルバドル戦で2-0と快勝した。FW永井謙佑(FC東京)が代表初ゴールを含む1試合2ゴールと躍動したなか、最終ラインからチームを支えたDF冨安健洋(シント=トロイデン)は「やっぱり速い」と韋駄天ぶりに衝撃を受けたようだ。
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この日の主役は約4年ぶりの代表招集となった30歳アタッカーだった。FW鈴木武蔵(北海道コンサドーレ札幌)の負傷を受けて急きょ追加招集が決まった永井は、5日のトリニダード・トバゴ戦(0-0)で出場機会が訪れなかったものの、エルサルバドル戦では1トップで先発。0-0で迎えた前半19分、その快足が猛威を振るう。
冨安がロングレンジのスルーパスを前線に供給。ボールはスペースに流れ過ぎたかに思われたが、一気に加速した永井がボールに追いつくと、猛然と守備に戻った相手2人を絶妙な切り返しでかわし、左足でゴール右隅を打ち抜いた。
さらに前半41分、左サイドでDF畠中槙之輔(横浜F・マリノス)の縦パスからMF原口元気(ハノーファー)が裏へ抜け出し、スライディングしながら中央へラストパス。スペースに走り込んだ永井が左足で流し込んで追加点を奪った。
後半14分に負傷交代を強いられた永井だが、攻撃だけでなく守備でもそのスピードが存分に発揮され、攻守両面において存在感を発揮。1トップの新候補として名乗りを上げると同時に、日本代表に“スピードFW”の新オプションが加わった。
エルサルバドル戦でパス感覚が冴えわたった冨安は、永井の1点目について「(パスが)少し長すぎたと思ったけど……」と切り出し、「やっぱり速いから(笑)」と俊足に衝撃を覚えた様子。結果的に冨安のパスはアシストとして記録された。