日本代表、6月連戦の出場20選手を査定 株を上げた選手・物足りなさを残した選手は?
代表デビューの久保、圧巻だったのは… 久保以上にチームを支えたMFが◎
■MF
◎ 橋本拳人(FC東京) 90分(0/90)
◎ 久保建英(FC東京) 23分(ベンチ外/23)
〇 原口元気(ハノーファー/ドイツ) 78分(11/67) 1アシスト
〇 小林祐希(ヘーレンフェーン/オランダ) 109分(29/80)
〇 伊東純也(ヘンク/ベルギー) 78分(19/59)
△ 中島翔哉(アル・ドゥハイル/カタール) 94分(71/23)
△ 南野拓実(ザルツブルク/オーストリア) 86分(19/67)
△ 堂安 律(フローニンゲン/オランダ) 161分(71/90)
△ 柴崎 岳(ヘタフェ/スペイン) 100分(90/10)
△ 守田英正(川崎フロンターレ) 61分(61/0)
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
▼未出場
香川真司(ベジクタシュ/トルコ) 0分(0/離脱)
エルサルバドル戦に途中出場し、歴代2番目の若さとなる18歳5日で鮮烈デビューを飾った久保は、短いプレー時間のなかで期待値に見合う存在感を発揮。2人抜きのドリブルから放った代表初シュートの場面は圧巻だった。その久保以上に陰でチームを支えていたのが橋本だ。小林とともにバランスを取りながら、機を見た縦パスで攻撃のリズムを活性化。エルサルバドル戦で効いていた1人だった。
その橋本と2ボランチでコンビを組んだ小林は、試合の中でポジショニングの改善が見られ、指揮官へアピール。エルサルバドル戦で永井のゴールをアシストした原口は左ウイングバックの適性を存分に見せつけ、果敢に仕掛ける一方、守備でも運動量を発揮した。トリニダード・トバゴ戦ではシャドーに入った伊東は、右ウイングバックに入ったエルサルバドル戦で躍動。スピードを駆使した寄せと突破が光り、攻撃のオプションになり得ることを印象づけた。
シャドー組の中島、南野、堂安は、これまでの活躍を考えれば物足りなさが残った。中島はドリブルで切り裂き、南野は裏への抜け出しで好機を作ったが、新たな収穫とは言い難い。エルサルバドル戦でシュート1本に終わった堂安もノーインパクトに近かった。
トリニダード・トバゴ戦で先発した柴崎と守田の2ボランチコンビは、チームの出来と連動するようにバランス取りに苦戦。攻撃時のつなぎ、守備時の連動で課題を残したが、その経験はチーム内で共有されて橋本&小林コンビで改善が見られた。