ミラン本田は7戦連続の先発落ちが濃厚 イタリア紙は20歳FWを起用と予想
左ウイングが空席のチャンスだが…
ACミランの日本代表FW本田圭佑は、7日に行われる本拠地アタランタ戦でイタリア代表MFジャコモ・ボナベントゥーラの出場停止により、7試合ぶりの先発が濃厚と見られていたが、イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は試合当日の紙面で7試合連続のスタメン落ちと報じている。
ミランは4-3-3システムを継続すると予想。GKは16歳のドンナルンマ。4バックは右からデシリオ、メクセス、ロマニョーリ、アントネッリ。前節ラツィオ戦で脳震盪で倒れたアレックスの代わりに、途中出場でゴールを決めた元フランス代表DFメクセスがそのまま入った。3ボランチはクツカ、モントリーボ、ポーリ。イタリア代表MFベルトラッチが肉離れで離脱し、元オランダ代表MFデヨングの出番が予想されたが、ミハイロビッチ監督はポーリを選びそうだ。3トップはチェルチ、バッカ、そして、右足第五中足骨骨折から復帰直後のU-21フランス代表FWニアングが、ボナベントゥーラの出場停止で空席となった左ウイングの座を巡り、本田とのポジション争いを制すと見られている。
リーグ戦で1年以上ゴールから遠ざかっている本田は、10月4日のナポリ戦後のクラブ批判に続き、移籍直訴報道などフィールド外で注目を集めている。地元メディアから「パンキナーロ(ベンチ要員)」という寂しい異名を冠された背番号10だが、オフェンスの中核であるボナベントゥーラの出場停止という千載一遇のチャンスを生かせず、無念の7試合連続の”パンキナーロ”継続が濃厚となった。
4試合連続で、試合終了間際の守備固め要員になっている本田だが、短時間で結果を出して、ミハイロビッチ監督にアピールすることはできるだろうか。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images