久保は「真の目標と興奮を呼び戻した」 英記者が日本戦採点、デビューの18歳が最高評価
代表デビューを飾った久保は冨安、伊東、永井と並んで最高評価の「7点」
【MF】
伊東純也(ヘンク) 7点
活発的な前半45分を過ごした伊東は、主力の右ウイングバックである酒井宏樹よりも攻撃の脅威となっていた。一方で、守備力に関して相手のレベルもありこの試合で検証・評価することはできない。
橋本拳人(FC東京) 6点
相棒の小林祐希とともに十分に手堅いパフォーマンスを披露。すべてのプレーに対してきっちりと整理されていた。
小林祐希(ヘーレンフェーン) 6点
手堅い試合運びを見せ、攻撃のチャレンジもしていた。ロングレンジのフィードを発射させ、クロスも供給していたが、ヘディングが弱点である南野がチャンスを逃していた。
原口元気(ハノーファー) 7点
攻撃を押し上げ、自身も攻撃参加。彼の決定的な仕事となったのは、永井の2得点目のアシストだった。
堂安 律(フローニンゲン) 6点
彼の水準を踏まえると不完全燃焼だ。同じサイドに、より攻撃志向の強い伊東純也がいたことを踏まえると、もっと守備に意識を向けるべきだった。
南野拓実(ザルツブルク) 5点
前半終了間際にリードを広げる最大のチャンスを二度も外した。それ以上に印象的なパフォーマンスはなかった。
【FW】
永井謙佑(FC東京) 7点
森保ジャパンデビュー戦で日本の勝利を保証する見事な2ゴールを決めた永井は、最も突出したパフォーマーの1人だった。彼の活躍は久保のデビューという印象深いクライマックスにより、影が薄くなってしまったが、評価に値する。
<途中出場>
久保建英(FC東京) 7点
投入された際、チームに真の目標と興奮を呼び戻した。単独での打開、チームメートとの連携の両方で真の攻撃意識を備えていた。大きな自信となるデビューを飾った。
マイケル・チャーチ
アジアサッカーを幅広くカバーし、25年以上ジャーナリストとして活動する英国人ジャーナリスト。アジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ6大会連続で取材。日本代表や日本サッカー界の動向も長年追っている。現在はコラムニストとしても執筆。