「複数人で止めようとしたが…」 天才メッシの“5人翻弄スキップ弾”に対戦相手も脱帽
ニカラグアMFモンテネグロが得点シーンを回顧「僕は身体を投げ出したがダメだった」
アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(バルセロナ)は、現地時間7日に行われた国際親善試合ニカラグア戦で、わずか2分間で2ゴールを奪うなど5-1の大勝に貢献した。なかでも、華麗なドリブルで5人を翻弄して決めた先制ゴールに、対峙した選手も「複数人で止めようとしたが、ダメだった」と脱帽している。アルゼンチン紙「Ole」が報じた。
4-3-3システムで臨んだアルゼンチンが序盤から試合を支配するなか、メッシが最初の見せ場を作ったのは前半37分だった。ペナルティーエリア内右でMFジオバニ・ロ・チェルソ(ベティス)の縦パスを受けると、得意の細かなタッチで5人の相手マーカーを幻惑。ボールどころか身体すら触れさせることなくゴール正面に入り込み、先制ゴールを流し込んだ。
その1分後にはFWセルヒオ・アグエロ(マンチェスター・シティ)のシュートのこぼれ球を冷静に詰めて追加点をゲット。メッシは2ゴールを挙げて前半の45分間で“お役御免”となったなか、アルゼンチンは後半にFWラウタロ・マルティネス(インテル)の2ゴールなどで大量5点を奪い快勝した。
アルゼンチン紙「Ole」は、メッシに抜かれたニカラグアのMFカルロス・モンテネグロのコメントを紹介。「メッシがいかに偉大かは理解していた」が、想像をはるかに超える次元だったという。
「非常に速いプレーだった。チームメートが複数人で止めようとしたが、ダメだった。スペースができた時、彼(メッシ)はフィニッシュするだろうと思った。だから僕は身体を投げ出したが、僕もかわされてゴールを決められた」
また、英メディア「planet football」も、「メッシがセンセーショナルなソロゴール」と見出しを打ち、「マジシャンのようにゴールを奪った。彼がディフェンダーを抜いて、正確にネットを揺らすさまを見てください。ああ、ただただ素晴らしい」と絶賛している。
14日にブラジルで開幕するコパ・アメリカでも、切れ味鋭いメッシが見られそうだ。