高倉監督、女子W杯初戦へ選手に期待 「体の中にあるなでしこの心は引き継いでいる」

なでしこジャパンの高倉監督【写真:AP】
なでしこジャパンの高倉監督【写真:AP】

アルゼンチン戦の前日会見に監督と主将・熊谷が出席「一歩ずつ成長していく」

 なでしこジャパン(日本女子代表)は現地時間10日に女子ワールドカップ(W杯)フランス大会の初戦、アルゼンチン戦を迎える。前日会見には高倉麻子監督と主将のDF熊谷紗希(リヨン)が出席。高倉監督は「毎試合の1分1秒に全身全霊で臨む」と話した。

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 日本は1次リーグでD組に入り、アルゼンチン、スコットランド、イングランドの順に対戦する。高倉監督は初戦を前に「いよいよ初戦という気持ちだし、選手たちからも楽しみというコメントが聞けるので良い形で入れる。初戦だけでなく、3戦目まで簡単な試合はない。自分たちの持っている力をすべて選手たちが出せるように、しっかりとサポートしたい」と語った。

 そのうえで、2011年のドイツ大会で優勝し、15年のカナダ大会では準優勝という実績を残したチームを大きく若返らせて臨む今大会において、高倉監督は日本が好成績を残すための必要なポイントについて見解を明かした。

「日本が2011年にこの大会で素晴らしい選手たちが優勝をもたらしたことで日本の女子サッカーは大きな変化を遂げ、15年にもその血を引き継ぎながら2位で終えた。アンダー世代でもその結果に引っ張られるように選手が成長していると感じる。今回は平均年齢も(全24チームで)下から2番目。選手たちが持っている、体の中にあるなでしこの心、核のようなものは引き継いでいる。その選手たちが勇気を持って大会に望み、一歩ずつ成長していくのではないかと楽しみにしている」

 今大会は開幕から5試合で欧州勢が5連勝という快進撃を見せている一方で、アジア勢は3戦全敗という立ち上がりになった。そうした勢力図の変化とともに、試合の行方を左右しているものの一つにビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の導入がある。PKやオフサイドの場面でチェックが行われるが、その傾向について熊谷は選手の立場として留意すべきポイントを話している。

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