「建英はドラえもん」 長友佑都が“独特な表現”で日本代表デビューの18歳を絶賛

(左から)日本代表MF久保建英、DF長友佑都【写真:Noriko NAGANO】
(左から)日本代表MF久保建英、DF長友佑都【写真:Noriko NAGANO】

久保の能力を解説し「久しぶりに化け物が出てきたな」

 これまで日本代表通算117試合に出場している経験豊富なDF長友佑都(ガラタサライ)にとっても、9日のエルサルバドル戦(2-0)でA代表デビューを果たしたMF久保建英(FC東京)は驚きを提供する存在のようだ。試合後のミックスゾーンで久保について問われた長友は、「久保くんね。建英ね……ドラえもんみたいだなと思って」と、独特な表現で絶賛した。

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 この日、後半22分にMF南野拓実(ザルツブルク)との交代で出場した18歳は、23分間+アディショナルタイムのプレー時間で、堂々としたプレーを見せて攻撃をけん引した。そのプレーぶりを「ドラえもん」と評した理由について、長友は久保のすごさを解説した。

「引き出しが多過ぎて、何を出すか分からないんですよね。彼とも練習をやったり、僕も練習を見ていますし、今日の試合も見ていますが、本当に分からないんですよね。読めない。左利きの選手って、分かりやすいから僕は結構、得意なんです。自分が左にもって、クロスとか、中に入ってシュートとかが基本的にやりたい。でも、建英の場合は縦にも行ける持ち方をするので、左だけを切れない。あの持ち方はすごい才能」と、称賛の言葉を並べた。

 そして、“対戦することになったら?”という問いには、「対峙するのは嫌ですけど、負けないですよ。意地でも負けたくないですけど、目的地のゴールである空間を意識しているので怖いですよ。本当にドラえもんみたい。足を出せないし、緩急もある。フィジカル能力も高いから、これは久しぶりに化け物が出てきたな」と舌を巻く。

 そして、「本当に順調に育ってほしい。今後、海外に出て厳しい環境に行くと、監督のシステムに合わないとか上手くいかないことが絶対出てきます。そのなかでもう1ランク、1ランク、上にいくためにはパーソナリティーやメンタルが大事になってくる。そこも含めて見守りたい」と、代表デビューを果たした底知れぬポテンシャルを秘める18歳の将来に期待を込めた。

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(河合 拓 / Taku Kawai)



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