永井、国際舞台で“7年ぶり”輝き 代表初得点含む2ゴールで「FWはゴールが求められる」

日本代表FW永井【写真:Getty Images】
日本代表FW永井【写真:Getty Images】

A代表では約4年ぶりの出場、出場7試合目で初得点

 日本代表の最前線に舞い降りたスピードスターが、国際舞台では7年ぶりに輝きを放った。日本代表FW永井謙佑(FC東京)はA代表では約4年ぶりの出場となった9日の国際親善試合エルサルバドル戦で2ゴール。チームを2-0の勝利に導いた。

【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから

 永井のスピードが猛威を振るったのは前半19分だった。ビルドアップで右に開いたDF冨安健洋(シント=トロイデン)から縦パスが送られると、俊足の永井が相手よりも早く追いついて急角度の切り返し。これで相手を置き去りにした永井は、中央へボールを運び、左足シュートで相手GKのニアを抜いた。

 これが永井にとってはA代表出場7試合目での初ゴール。それだけに「嬉しかった。トミ(冨安)が良いパスを出してくれたので決められて良かった」と、試合後の言葉こそ短いものの笑顔だった。

 さらに永井は同41分、DF畠中槙之輔(横浜F・マリノス)のパスからMF原口元気(ハノーファー)が相手の背後を取りペナルティーエリア内の左サイド深くからスライディングで折り返し。そこに走り込んだ永井がニアサイドで合わせて2点目のゴールを決めた。今度はゴール前で合わせるストライカー色の強い得点となり「(原口)元気が頑張ってくれたのでニアを打ち抜くことができて良かった。FWはゴールが求められるので、ゴールができて良かった」と振り返った。

 2012年に4位に入ったロンドン五輪では、最前線でのスピードを生かしたプレーでエースとして日本を引っ張った。それから約7年が経ったが、この日の永井の活躍はFW大迫勇也(ブレーメン)への依存度が高まっていた日本代表の1トップに、違った特徴のストライカーが現われたという点でも与えた効果は大きいはずだ。

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング