ベンゼマ起訴に揺れるレアル 60億円で昨季セリエA得点王の獲得に動くか
イカルディに興味か CL参戦可能もメリット
フランス代表の同僚MFへの恐喝容疑でエースのカリム・ベンゼマが起訴されるという異常事態に見舞われているレアル・マドリードが、来年1月に4500万ユーロ(約60億円)の移籍金でインテルのアルゼンチン代表FWマウロ・イカルディの獲得に乗り出す可能性が急浮上している。イタリア地元テレビ局「テレロンバルディア」が報じている。
ベンゼマはフランス代表MFマテュー・ヴァルブエナ(リヨン)が映ったセックス・テープによる脅迫事件への関与で、パリ近郊のベルサイユの警察署で身柄を拘留された。ベンゼマは事件への関与を認め、恐喝罪と共謀罪で起訴されている。
警察当局は現在、ベンゼマの関与の度合いについて捜査を進めているが、ベンゼマはすでにチームの練習に復帰。レアルはベンゼマの潔白を信じるという声明文を発表していたが、前線の補強に動いている様子だ。
イカルディは今季3得点だが、昨季22得点でセリエA得点王に輝いた実力者。レアルは前線の緊急補強に60億円を準備しているという。
ベンゼマは今後の捜査の進展次第では、チームを離れることが多くなる可能性もあるため、リスク管理から”白い巨人”がイカルディ獲りに動くかもしれないという。アルゼンチン生まれだが、6歳からスペインに移住。2008年からバルセロナに所属していた経験もある。適応のリスクが少ない上に、インテルは今季の欧州カップ戦に出場していないため、UEFAチャンピオンズリーグで選手登録できるメリットもある。果たしてイカルディが、レアルの前線に名を連ねる日は訪れるのだろうか。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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