C・ロナウド“封殺”で「世界最強DF」襲名なるか 「バロンドールをDFに渡すなら今だ」

オランダ代表DFファン・ダイク(左)とポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】
オランダ代表DFファン・ダイク(左)とポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】

オランダ代表のクーマン監督がファン・ダイクを絶賛 「彼はバロンドールに相応しい」

 2018-19シーズン、真のワールドクラスの仲間入りを果たした選手といえばリバプールのオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクだろう。現代的なセンターバックが必要とする能力をすべて兼ね備えたDFにはバロンドール候補の声も挙がり始めているが、現地時間9日に行われるUEFAネーションズリーグ(NL)決勝ポルトガル戦で”打倒ロナウド”なるかが注目されている。

 2018年1月にサウサンプトンからリバプールに7500万ポンド(約103億円)もの移籍金で加入したファン・ダイク。当初はセンターバックにかける投資額として、疑問視もされた。

 しかしライン統率、最終ラインからのビルドアップにヘディングの強さを生かしたセットプレーのターゲット、そして何より2018-19シーズンに出場した50試合で一度もドリブルで抜かれなかったという圧倒的な守備力は、ユルゲン・クロップ監督の構想に不可欠な存在に。リバプールにUEFAチャンピオンズリーグ優勝をもたらし、自身もプレミアリーグの選手らが選ぶPFA年間最優秀選手に輝いた。

 まさに「今が旬」というファン・ダイクだが、代表でも欧州ナンバーワンとなるチャンスがNL決勝だ。昨年のロシア・ワールドカップ(W杯)出場を逃したオランダだが、アヤックス勢の台頭とファン・ダイクの存在もあって順調に勝ち上がり、復権の兆しを見せている。そして初代王者の頂点を争うのは、FWクリスティアーノ・ロナウド擁するポルトガルだ。

「もしロナウドを止めれば、ファン・ダイクはバロンドールへと大きく近づく」

 このように特集を組んでいるのは米スポーツ専門局「ESPN」だ。クラブだけでなく代表でもタイトル獲得となれば文句なしと言えるなかで、オランダ代表を率いるロナルド・クーマン監督もこう援護射撃する。

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