「史上最高のボールタッチ」 C・ロナウドへのアシスト生んだ“神懸かりトラップ”に反響
B・シウバが華麗なクッションコントロールからロナウドの2得点目をアシスト
ポルトガル代表は現地時間9日にUEFAネーションズリーグ決勝でオランダ代表との対戦を控えている。エースFWクリスティアーノ・ロナウド(ユベントス)は準決勝のスイス戦(3-1)で圧巻のハットトリックを達成し話題を呼んでいたが、EURO2020公式インスタグラムは決勝点となった2得点目のワンシーンに脚光を当て、動画を公開。MFベルナルド・シウバ(マンチェスター・シティ)による華麗なクッションコントロールからのアシストに対し、「なんてコントロールなんだ!」「史上最高のボールタッチ」など称賛の声が上がっている。
スイス戦では前半25分、ペナルティーエリア手前のFKでキッカーを務めたロナウドが、右足の強烈なシュートをゴール右隅に沈めて先制。その後1-1に追いつかれるものの、後半43分にワールドクラスの連係から決勝ゴールが生まれる。ハーフウェーライン付近からMFルベン・ネベス(ウォルバーハンプトン)がペナルティーエリア右に正確無比なロングフィードを供給すると、抜け出したシウバが神懸かったクッションコントロールでトラップ。2タッチ目で折り返すと、走り込んだロナウドが右足を振り抜きゴール右に突き刺した。
EURO2020は公式インスタグラムで「3つの一級品タッチ。ルベン・ネベスのパス、ベルナルド・シウバのコントロール、ロナウドのフィニッシュ」と文章を添え、該当シーンを動画で公開。コメント欄では「シティのキープレーヤーはシウバであることの証だ」「美しきシウバから一流のロナウドへ」「文字通り完璧だ」「なんてコントロールなんだ、ベルナルド!」「史上最高のボールタッチ」と、シウバが見せた巧みなトラップからのゴールが反響を呼んでいる。
その後、ロナウドは後半45分にもドリブルからの切れ味鋭いシザースで相手DFを振り切り、右足の強烈な一撃でハットトリックを達成。“ロナウド劇場”となった一戦だが、ポルトガルにはシウバら世界トップクラスのタレントが頭角を現しており、チーム力が上がっていることを垣間見ることができた一戦となった。