今季も故障者続出のアーセナル 伝統のノース・ロンドン・ダービーに主力10人欠場へ

ボロボロの状態で臨むトットナム戦

 アーセナルが、8日に行われるトットナムとの伝統のノース・ロンドン・ダービーを、主力10選手を故障で欠くボロボロの状態で迎えることになりそうだ。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が特集している。

 1-5で惨敗した4日のバイエルン戦後も離脱者は誰一人戻ってこないようだ。右サイドバックのエクトル・ベジェリンは股関節周辺の故障、FWアレックス・オックスレード・チェンバレンは太もも裏、FWセオ・ウォルコットはふくらはぎ、主将のMFミケル・アルテタは足首、MFアーロン・ラムジーは太もも裏、GKダビド・オスピナは肩の故障、MFジャック・ウィルシャーは足首、チェコ代表MFトマシュ・ロシツキーは膝、ダニー・ウェルベックも膝をそれぞれ負傷している。

 そして、バイエルン戦直前にフランス代表DFローラン・コシールニーが、臀部(でんぶ)を負傷して離脱を余儀なくされた。いずれも実力者だが、10人目の離脱者となったコシールニーには、わずかに復帰の可能性が存在するという。

 故障者の続出で失速というパターンは、もはやアーセナルの毎年の恒例となっている。チェルシーのチームドクターで女医のエバ・カルネイロさんがジョゼ・モウリーニョ監督からのパワハラを受けてトップチームから外された際には、アーセナルサポーターからネット上で手腕の高さでも有名な「エバ獲得」の大合唱が起きたほどだ。

 バイエルン相手にクラブのCL史上最多失点で惨敗したガナーズは、故障者の呪いをはねのけ、ダービーを制することができるだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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