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日本代表DF塩谷が徳島の母校を訪問 偉大なOB登場に子供たちも興奮「私たちの誇り」
原点の一つである大松SCの練習に交じり、ミニゲームでは子供たちと一緒にプレー
UAE1部アル・アインの日本代表DF塩谷司が7日、故郷・徳島県の母校である大松小を訪問。かつてサッカーを本格的にスタートさせた大松サッカー少年団(大松SC)の子供たちと交流した。
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塩谷は2017年にサンフレッチェ広島からアル・アインへ海外移籍。すぐさまレギュラーの座をつかむと、18年のFIFAクラブワールドカップ決勝ではスペインの名門レアル・マドリード相手にゴールを奪い、「Tsukasa Shiotani」の名を世界に轟かせたのは記憶に新しい。今季はリーグ戦25試合4得点でUAE1部のベストイレブンにも輝いた。
シーズンオフで帰国している塩谷は7日、毎年恒例となっている母校の徳島・大松小を訪問。自身が初めて本格的に指導を受けた場所である大松SCの子供たちの練習に交じり、ミニゲームを行うなど、1時間半ほど交流を図ってサッカーの楽しさを伝えた。
塩谷が在籍した時代から指導に当たっている総監督の古屋徳夫氏は、「いつもはもう少し(子供たちは)ふざけているけど、司が来たらみんな真面目にやりよる(笑)。こんな田舎の学校にスター選手が来てくれるわけだから、テンションも上がっとる」と教え子の来訪を歓迎。当時コーチを務め、現在はU-9チームを指導する吉田太治氏も、「毎年顔を出してくれることに感謝しています。子供たちも笑って喜んでくれて、一生の思い出になるような1日になったと思います。この中から、第2、第3の塩谷司が生まれてくれれば」と頬を緩ませた。
オリンピック出場経験を持つ日本代表戦士と同じ時間を過ごした、大松SCの女子選手である小学3年生の藤原花乃さんは、「みんなに点を決めさせてくれたり、試合中でも面白いところが好き」と塩谷の“魅せるプレー”に感動。「塩谷選手みたいにカッコいいプレーができるようになりたい。塩谷選手は私たちの誇りだと思います」と感想を語った。
また、過去に広島まで塩谷のプレーを見に行っている4年生の井内杏さんは、「久しぶりに会って、すごく上手かったです。日本代表選手で凄いし、一緒にできて嬉しい。塩谷選手に上手いって言ってもらえるように、ゴールを取れるようになりたい」と語り、大きな刺激を受けたようだ。
大松SCの子供たちにとって塩谷は、いつまでも憧れの存在であり続けるに違いない。
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(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)