18歳久保建英、日本代表でも遜色なし 力強いドリブルで存在感…原口元気を翻弄

日本代表MF久保建英【写真:Football ZONE web】
日本代表MF久保建英【写真:Football ZONE web】

トリニダード・トバゴ戦でベンチ外の久保、トレーニングで海外組と遜色のないプレー

 森保一監督率いる日本代表は9日に国際親善試合エルサルバドル戦を控えるなか、試合会場のひとめぼれスタジアム宮城で7日のトレーニングを終えた。5日の国際親善試合トリニダード・トバゴ戦(0-0)で代表デビューお預けとなった18歳MF久保建英(FC東京)だが、練習では海外組にも負けない強烈な存在感を放っている。

 トリニダード・トバゴ戦では現体制初の3バックシステムを採用し、25本のシュートを放つもスコアレスドローで終了。久保とともに、FW岡崎慎司(レスター)、MF中山雄太(PECズヴォレ)、GK川島永嗣(ストラスブール)の4人はベンチ外となり、スタンドからこの一戦を観戦した。

 7日のトレーニングでは、トリニダード・トバゴ戦で先発した大半の選手が途中で全体練習から離れて軽めのメニューを消化。その一方、残った選手たちはミニゲームなどで汗を流したなか、猛アピールしていた1人が久保だ。

 6対6では1トップ気味の岡崎とともに縦関係を形成。トップ下のようなポジションでボールを散らして攻撃を組み立て、球際でも強さを見せた。とりわけ目を引いたのがMF原口元気(ハノーファー)とのマッチアップだ。久保がボールを保持し、原口が体を寄せてボール奪取を図る。一瞬よろめいた久保だがそこから体勢を持ち直し、原口を振り切る力強いドリブルを披露した。

 またサイドからクロスを放り込むシュート練習で、久保は岡崎と2人一組となってゴール前に走り込み、時に鋭い一撃でゴールを強襲。また別のシュート練習でも他の選手に引けを取らない威力と精度のシュートを連発した。

 エルサルバドル戦で出場が期待される久保。初の日本代表選出でも全く遜色のないプレーを見せており、必然の代表デビューとなりそうだ。

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