女子W杯、開催国フランスが圧勝で好発進! 大量4得点で韓国を下す…敵将も脱帽
決勝まで1カ月間の戦いがスタート フランスは圧倒的な内容で実力を証明
女子サッカーの世界最高峰の舞台、女子ワールドカップ(W杯)フランス大会が現地時間7日に開幕し、A組で開催国フランスが韓国を4-0と大差で下して好発進した。
フランスの強豪パリ・サンジェルマン(PSG)のホームスタジアムとしても知られるパルク・デ・プランスで行われた開幕戦は、ホームの空気を味方につけたフランスが開始早々から韓国を圧倒した。ほとんどの時間を韓国陣内で過ごす勢いで立ち上がると、前半9分には右サイドを突破した主将のMFアマンディーヌ・アンリがマイナスに折り返したところを、MFユージェニー・ルソメが右足で合わせて先制ゴールを奪った。
その後、フランスはショートコーナーからの流れでDFグリージュ・ムボック・バティが決めたゴールが、今大会で導入されたVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)によるオフサイド判定で取り消しになったものの、同35分と同アディショナルタイムに、いずれもCKから187センチの長身DFウェンディ・ルナールがヘディングシュートを決めて2点を追加した。
フランスが3-0とリードしてスタートした後半も、ほとんどの時間で試合は韓国陣内で進んだ。そのなかで後半32分、韓国は前線へのロングボールをルナールが処理ミスをしたところに、INAC神戸レオネッサでプレーする途中出場のMFイ・ミナが抜け出してGKと1対1になったが、シュートは枠外。この試合で唯一と言えるチャンスを逸した。
逆にフランスは同40分に主将のアンリがダメ押しのゴールを決めて4-0とした。まさに鎧袖一触とばかりに韓国を撃破したフランスが開幕戦を飾り、FIFAランク4位の実力と優勝候補の評判が確かであることを見せつける結果になった。
大敗でのスタートとなった韓国のユン・デキョン監督は試合後の記者会見で「韓国のサッカーファンに申し訳ない。この試合はいかにフランスが強いかを示すものになった」とコメントし、完敗を認めた。
なでしこジャパン(日本女子代表)も出場する大会は7月7日が決勝と、約1カ月の戦いがスタートした。D組の日本は大会4日目となる現地時間10日にアルゼンチンと初戦を戦う。
(FOOTBALL ZONE編集部)