長友佑都、「日本人選手の癖」を指摘 “新布陣”に見る海外選手との「違い」とは?
トリニダード・トバゴ戦で新布陣、日本人と海外選手で異なる「目的地の認識」を強調
森保一監督率いる日本代表は9日の国際親善試合エルサルバドル戦に向けて調整を進めるなか、7日のトレーニングを終えたDF長友佑都(ガラタサライ)は5日のトリニダード・トバゴ戦(0-0)で採用した新布陣から見えた日本人選手と海外選手の「違い」を指摘している。
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トリニダード・トバゴ戦では現体制15試合目で初の3バックシステムを採用。長友は左ウイングバックで先発したなか、日本代表チームが抱える課題を明確に感じ取ったようだ。現代表で最多117試合出場を誇るベテランDFは「目的地の認識」を強調した。
「もうちょっとゴールへ向かう認識合わせと言いますか、目的地がゴールなので、その間の空間をみんなが意識を共有できないと躍動感あるサッカーができない」
また名門インテルで3バックを経験している長友は、トリニダード・トバゴ戦を通して「日本人の癖」が浮き彫りになったと主張。「日本人選手の癖で、人とボール、人を意識してしまう。ボールを持っている人に寄ってしまったり、目的地であるゴールという意識があまりにも途切れてしまうところが、試合の躍動感にもつながっている」と振り返った。
イタリアやトルコのクラブでトップレベルの選手たちと共闘してきた長友の眼には、日本人選手と海外選手の違いが映ったようだ。
「海外の選手たちは、まず目的地があって、ゴールを取るためにポジショニングを取りに行く。ゴールを取るためのランニングをする。そこの違いが多少ある」
ゴールへ向かう空間の認識をチームでどれだけ共有できるか――。今後3バックをオプションとして本格導入する可能性もあるなか、長友は「みんなが共有できないと、世界で戦うのはなかなか難しい」と危機感を強めていた。
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(FOOTBALL ZONE編集部・大木 勇 / Isamu Oki)