ローマの新星19歳MF、王者ユベントス行きに現実味 昇給をめぐり契約延長が難航中
伊代表MFザニオーロ獲得に向け、ユベントスはFWイグアインを交渉カードに
ローマのイタリア代表MFニコロ・ザニオーロの契約延長交渉が難航し、来季のユベントス行きが現実味を帯びているという。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」が報じている。
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19歳のザニオーロは現在、年俸150万ユーロ(約1億8000万円)の契約を結んでいるが、ローマは契約延長を求めているとしている。しかし、獲得を狙うユベントスからは高額年俸が選手サイドに保証されていることもあり、ザニオーロ側は最低でも250万ユーロ(約3億円)への昇給を求めているとした。
そして、ユベントスはローマに対してザニオーロ獲得へのカードとして、アルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインを差し出す用意があるとしている。イグアインは今季ユベントスがポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドを獲得したことで存在が宙に浮き、ACミランへ期限付き移籍。しかしミランが半年で買い取りオプションを行使しないと決定したことで、冬の移籍市場ではチェルシーへと期限付き移籍していた。
さらにチェルシーも買い取りオプションの行使をしないことで、イグアインの保有権はユベントスに戻る。しかし、ザニオーロと同じく19歳にしてイタリア代表へ招集されたFWモイーズ・キーンの台頭もあり、ユベントスとしてはイグアインが重荷になっているのは事実だ。
ローマはエースのボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコとも契約延長が難航して、契約が残り1年のタイミングを迎えたことで、他クラブからオファーがあるという報道が絶えない。そこで、ユベントスはイグアインを差し出すことがローマのメリットになり交渉カードに使えるという判断がある模様だ。
常に交渉カードにされているイグアインの行き先を含め、ローマにとっては未来を担う重要な若手であるザニオーロの去就もどう進展していくのか、注目ポイントの1つだと言えそうだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)